名称未設定のデザイン (9)


おはようございます。
残っていた雨も上がって空が明るくなってきました。
連休最終日ですね。

昨日は雨に降られず、公園内の混雑もさほどなく、快適にお散歩トレーニングを行うことができました。

改めて、犬と生きていく、犬と暮らすことについて考えた一日になりました。

ご参加の皆様お疲れさまでした。
今日は公開記事にしたいと思います。



kindleに編集しなおして販売中の「私は社会化のドッグトレーナー」です。
ブログはこちら。



トレーナーとして接するには到底かなわない数の飼い主さんと犬たちに出会わせてもらった
ドッググッズショップチャーリー時代。
犬の勉強や競技会などには無関係に犬と暮らす、普通の(?)飼い主さんが毎日たくさんお買い物に来てくれました。

当時は、犬の問題行動があれば、服従訓練から競技会へ、みたいな流れが普通で。
今は、犬に優しい服従系ではない方法が広がってきましたよね。
ただ、
○○でなければ、と、猛進、妄信してしまう感じの方は一定数、というより大半?
服従系の方がまだまだ数が多いのかなと、見渡してみてそのように感じています。
犬を上にするから問題が起きるんだよ
って信じている人は多いみたい。
でも、信じていない人も
犬が興奮するから問題が起きるんだよ(または犬の興奮が問題なんだよ、とか)
って思っている?
興奮は悪ではなく、エンジンでしょう?同時にブレーキを育てていかなきゃ。
人が体罰でブレーキをかけていたらいつまでも育ちませんよね。


私は社会化のドッグトレーナーの、「私」は飼い主さんのことも含みます。
人が人間社会で社会化を継続するとか、犬が人間社会に溶け込むように社会化を継続するとか
飼い主さん自身の問題だよね?
という、大きなテーマです。

なので、こういうのは、だれから教わるでもなく身についている方と、育ってきた環境で、そうは感じられない人と。
人間だっていろいろ。
犬もいろいろだけれど。

私は社会化のドッグトレーナーは
飼い主さん自身にしつけトレーニングを取り戻してもらいたい、という思いが強く流れています。

難しい勉強をしなければ問題が起きるとか問題を直せないとか
ではないんですよね。
犬の聞きたい声を発する私
ですか?
ということ。
犬がついていきたい人ですか?
ということ。

そのためには、素のままの犬をまるっと愛してそのうえで、管理と、今はこうしようという指示をきちんと出せるかどうか。
学ばなくてもできる人と、ちょっと頑張らないとできない人がいますよね。

でも不思議なことに、ちょっと頑張らなければできない人は
○○でなければならない系に引き寄せられて
犬も人ももっと緩やかに、お互いを認め合うというか、尊重し合うみたいな
そういうことには懐疑的なんですよね。

だから、学ばなくてもできる人が発信を頑張っているわけですが、
強制服従系の数にはかなわない=マイナー
っていう犬の世界でしょうかねぇ。



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夏の間に、古参メンバーさんの愛犬が旅立ちました。全国からそういうお便りが届く年になり、結構私自身ダメージは大きいのですが、飼い主としてのお役目をはたして、また一緒に歩くその足元には、
変わらず彼らがいるように思ってます。

私たち頑張ったよねー。(笑)

お散歩トレーニングは、はっきり言って若い犬が多かったりして騒々しいのですが
なので、お行儀を求めすぎると苦々しく感じやすいです。^^;;;
昨年の秋から参加してくれている若い犬が思春期に突入して、ちょっとしたことでもめるようになってます。
そういう時は人間が嫌悪刺激なしで介入できればそれでOK。
全く難しい理論など必要ない、です。

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繁殖引退犬のルルちゃんの心に種を蒔き、そこにきれいなたくましい花が咲き始めています。
思う存分、生きていることを謳歌するように、常にじっとせずに(笑)歩きまわっていた。
犬の心の幅を広げる取り組み。これはトレーニングではなく、コンディショニングですね。


散歩は犬のためのもの。
そしてそれを提供する人はそれが楽しみ。
だから散歩は犬も人も楽しまなければおかしい。
とは言え、日々の暮らしの中では、いろいろな考え方の人もいるので、どうしても犬に多くの制限を求めなければならないですよね。
リードは短く持って、犬と相手の間に入る、とか。
犬が行きたいと引っ張っても、それはなりません、と応えなかったり。

なので、犬にも気晴らしと、仲間と小競り合いがあったとしてもすぐに忘れて一緒に歩く
そういう経験が必要なんだよね、って。
長いお散歩トレーニングの運営により、そういうように考える私になりました。
お散歩トレーニングはだから憩いの場(笑)
飼い主さん自身が制御できるようにお伝えする。それが犬の森。

制御するためには犬に一目置かれていなければね。
そしてそのために、犬の上に立つために犬に圧をかける必要は全くない、です。

圧が強すぎれば、リードが外れたらどこかすっ飛んでいきますよね、きっと。
リードがなくてもあなたのそばにいたい、と
そう思われたいですよね。

私は社会化のドッグトレーナー
が出た時
「なんだ、そんな普通のこと」
っていうことを言われたものです。
でも、そう口にする人って、意外にその普通のことができていなかったり。
むしろ、できている人の賛同が大きかった。
なかなか人間は複雑なんだな、と思いましたよ。

昨日も少しお話しした、呼び戻しができない、という件について。
呼び戻したいときって、人にとって犬が何かやらかしているときだったりしませんか?
だから
「お母さんが呼ぶときは楽しいことの終わり」
って、犬が思うから来ませんよね。
猫は呼んでも来ない(笑)猫の方に用事があるときは呼んでないのにまとわりつく(笑)
犬もそれでいいのではないかな?
というのも、「普通」の中に入れたらどうかなぁ。

トレーニング主義はよくないかも。

もっともっと多くの
「あ、そうか!」
をお伝えできるように、犬の森の発信頑張ります。

迷っている方、何となく犬との暮らしがモヤモヤする方
ぜひ私の話を聞いてもらえないでしょうか?

では今日もよろしくお願いいたします!